現代風、音楽の楽しみ方とは

現代風、音楽の楽しみ方とは

配信黎明期において

音楽配信の歴史として

ここで少し音楽配信の軌跡について見てみようと思います。パソコンを手に入れてからは当たり前のように使用していますが、言われてみるといつ頃から配信を利用していたのかと気になったので少し調べてみると、筆者個人としても音楽配信という方法を活用し始めるようになったのは、今からおよそ5年ほど前に遡る。この時に使用していたのは、Sonyレーベルの音楽サイトだった『mora』から始まり、現在は後進たる『x-アプリ』を活用している。

よく考えてみると昔から何故か音楽を聞く際のプレイヤーとしてSony製品を利用していた。理由はない、ただ単に購入したものがSony製だったというだけに過ぎないかもしれない。意識しているだろうと言われることもありますが、気分から気まぐれに購入しているためあまりそういった細かいところまで注意深く見ているわけではないので、たまたまだったりする。

個人的な話は置いて、音楽配信の歴史を辿るとその始まりは90年代末期と言われている。この頃にはすでに音楽配信というサービスの概略が構築されていたらしいが、それによって発生する問題についてまでは予想しきれなかっただろう。何せ音楽配信に対して憤りに近い感情を抱いている音楽家は現在少なくないからだ。権利について整備されているといっても、根本的な問題として解決できていない物があるなどの問題もあるなど、発展した今でもそうした点を解消する抜本的な手段は発見できていない。

ですが登場した当初からこれからの音楽業界を支える支柱として機能していくはずだと期待されていたことには期待されていました。ただその期待が予想以上に大きなマイナス面をもたらしてしまったため、レコード会社としてもこんなはずではなかったのに、なんて思っているかもしれない。

話題の音楽

始まりはやっぱりSonyだった

そんな音楽配信の歴史を読み解いてみると、最初に出てきたのはやっぱりと言っていいのかどうかは分からないが、天下のSony様が踊り出てくる。始まりは1999年、この年の師走に『bitmusic』というサイトが開設される。bitmusicは流れから先に紹介した『mora』へと吸収されるようにしてその歴史に幕を下ろした。開設してから8年間ほど運営を続けていたのでそれなりに長く運営は続けられていましたが、当時から問題としてあげられていた点があった。それは『価格・操作性・曲数』といったものについてだ。開設したばかりはたった44曲しかなかったらしく、こんな極小単位の音楽で誰を楽しませようというのか、なんて言いたくなってしまいます。

意外と音楽配信の黎明は早期に到来していたわけですが、ここからは決して順当とはいえない変遷を繰り広げていくのです。

使い勝手がとにかく悪かった

音楽配信の黎明時、その使い勝手が一番の問題だった。先にも話したが、著作権などの権利保護が不十分だったため結局はそこで購入しても、蓋を開けてみれば法律違反をしていたという状況だったりするのだ。本人はそのような気はなくても、事実として見た場合にこの問題が当時から顕著に出ていればそれこそ多くの人が警察へと引っ張られてしまっていた可能性はあったかもしれない。恐ろしい話だ、その頃はネット上のP2Pソフトを利用した共有問題などもあったため色々と神経質になっていた時代でもあった。

ただ楽しむだけだったのに警察へと連行されていたら何も楽しめなくなってしまう、なんてことにもなっていたのかもしれない。

ダウンロードまでの時間

他にも問題はある、それは音楽そのものをダウンロードする時間がとにかく長かったという点だ。今でこそ光通信が普及しているため困る心配もないほど、通信環境は整えられていますが当時は違います。電話回線を用いたものが主流となっていたため、ダウンロードファイルが大きければ大きいほど時間を要するという難点が出てきてしまう。

音源だけのダウンロードにしても数十分要していた、なんて面倒さもかつてはありました。現在では数秒で済んでしまうくらい速くなりすぎています、こういう点もユーザーにしてみれば便利なんだけど使い勝手が悪すぎると不満に持たれていた点となっています。

値段の問題

まだまだ問題は紛糾する、音楽を手に入れるにしても無料で手に入れるなど不可能なので、もちろん金銭を負担しなければならない。今の相場としては一曲辺り200円~400円前後として提供されていました。しかし当時は300円~350円が相場となっていたとあって、決して安いとは言えない値段だ。あるサイトでは100円という低価格で音楽を販売するも、安ければ使い勝手の悪さが解消されるはずもなく、支持を受けることはなかった。

今何聞いてる?

最初期はとにかく

劣悪だった、その一言に尽きる。まだまだパソコンが普及するまで時間を要する頃合いだったのも影響しているが、それでも潜在的な部分を加味してもここまで受け入れられなかったとあっては、期待も肩すかしだと思っていた業界関係者も少なくないはず。

しかしSonyのbitmusicを先頭にして改革を重ねていき、充実したサービスと使い勝手の悪さを徐々に解消していく中で、その価値を見いだされるようになっていった。利用するにしても自分の好きな音楽がないと、消費者の関心は引かせられいため楽曲をとにかく増やしてビジネス的な面を押し出していこう、そんな所が一番最初に出て来たようです。

その後は産業としても、市場としても一大といえるほどに成長を遂げることに成功したものの、それによって生じた問題によって苦境に立たされるのはやっぱり業界そのものだった。